給料の決まりかたのルール。

★基本のルールは、「商品の値段は、それを作るのに要した労力により決まる」★

この事実を飲み込んで理解するのが大事。

労力が注入されていないと商品として値段がつかないのです。たとえば水。水っていうのは、川にでもいけば無限に手に入りますし、天然水なんていうのも渓谷から無限に湧き出てきます。「水!」っていう状態で手にすくっても、誰も買ってくれません。だけど、たとえば汲んだ水を樽に入れたりだとか容器に入れることで、やっとこさ買ってもらえる「商品っぽい」状態になります。酸素についても同じことが言える。酸素なんてそこら中に充満していますし、そのままじゃ値段なんてつきません。酸素ボンベとして酸素を加工することで、医療現場や工業で利用可能になり、商品として箔がつくわけですわ。

上記の例でいえば、当然ながら水を樽に入れるのと、酸素ボンベをこしらえるのとでは、後者の方が労力がかかります。中間に入る労力(酸素を圧縮したり、何なり)が増えるから、大変なのです。例から分かるように、簡単な商品を作った場合には安くつきます。大がかりな商品は、相当に値段がはるわけです。

⑥ 労働力の「値段」って

★ 給料 = 労働力の「値段」

労働力の「値段」は、どう定義できるのか。先の基本ルールをよく読むと、次のように解釈できます。「労働力の値段は、それを作るのに要した労力により決まる」という定義に置き換えられます。労働力とは、職場にいる間に発揮しなきゃいけない体力と定義できます。

この体力を作るために必要なコストこそが、給料の本質です。つまり給料は「明日も元気に働くための、必要な経費・材料費」なのです。

ざっくり言えば、給料の値段は「衣食住や、ちょっとした気晴らし代」ってところに落ち着くのです。最低限の労働力(=体力)を「作れる」だけの、必要な経費ってわけです。家賃とか食費とか光熱費とか、ね。だって衣食住ができる空間がないと、さすがに次の日元気に職場に来れないでしょうからね。必要最低限の維持費ってことです。いずれにしても、決してあなたを裕福にさせるためではないのです。

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